旅を通して
Breath In The Momentの旅も始まって早くも折り返し地点。
毎日が一瞬で過ぎ去っていく。。
日々沢山の気づきがあり、考え、答えを出そうともがいています。
日本に帰国して落ち着いて初めて色々な答えが出てくるんだろうなと思っています。
今は究極のインプットの時間。
モロッコでの11日間の旅を終えた僕達は現在ヨーロッパ、スペインにいます。
モロッコの11日間は刺激的だった。
モロッコは僕の人生の中での転機となる国。
去年の世界一周の際にこの土地を訪れはその多様な文化、何も手をつけられていない自然を目の当たりにし自分のちっぽけさを感じ、そしてそんな自然に無配慮に散らばっているゴミ達。
もちろんその前に訪れていたインド、スリランカ 、エジプトがあって中東最後の国モロッコを訪れたからそう感じたのかもしれない。
でもあの壮大で力強い自然からエネルギーをもらった後にそのゴミをスルーする事は出来なかった。
その現状を伝えたいという想いでBreath In The Momentというプロジェクトととして今僕たちは旅をしている。
前回来た時よりもさらにゴミが目につくようになっていて、前回以上にゴミの多さに心を奪われた。
有名な観光地では毎日毎日清掃員の人が大きなゴミ箱がすぐに山盛りになる程の量を綺麗にしている。
何故なんだろうという疑問は地元の人や環境保護団体の方々と話していくうちに解けてきた。
教育。
これが1番の原因らしい。
バナナの皮を捨てるのと同じ感覚でプラゴミを捨てる。
トドラ渓谷というアルジェリアの国境からさほど遠くない村に滞在していた時に地元の方に話を聞いてみた事があった。
“子供達はこのゴミをみて何を思うの?“
“何も気にしない。彼らはプラスティックがどのような事に繋がるのか分かっていない“
こんなピュアな笑顔を見せてくれている彼らに罪はない。
僕達大人がしっかり伝えていかないといけないんだなと改めて感じさせられた。
この次の日に行った砂漠キャンプで、たまたま一緒になったオレゴン出身のアメリカ人ファミリーがいた。
11歳の女の子と7歳の男の子の4人家族だ。
ベトナムに在住してインターナショナルスクールで英語を教える教師をしている両親だったが、今は7ヵ月、家族で旅をしているそう。
夕食前にテーブルを囲みながらたわいもない話をしていたが、何かの拍子に僕が子供達に、
“モロッコって自然すごい綺麗だよね、でもゴミもたくさんある。どう思う?“
と尋ねてみた。
そうすると二人とも口を揃えて
“悲しい。プラスティックがこの地球に何をするのかわかっていないのかな“
と。
話を聞いてるうちに、学校でSDGs(Sustainable Development Goals) を学んでいて、自分達も日頃からマイボトルやシングルユーズのものを使わないようにしているそうだ。
前日に聞いたモロッコの話との差に一人で内心驚愕していた。。
感動を覚えたのはもちろん、それと加え自分の国の教育はどうなんだろうと、また新しい疑問が生まれたモロッコの旅だった。
僕達はヨーロッパから次の国アイスランドへ向け明後日飛び立つ。
たくさんの会話を僕らはしてきて、聞いてきた。
その内容は本編の映像で是非見ていただきたいです。